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 高校に行っていた頃から何度も何度も同じ登場人物が出てくる夢を何パターンか見るようになった。いつも同じ場面を夢に見るのではなくて、その人たちの生活のいくつかの場面を見ている感じの夢。
 この人はそのうちの一つに出てくる人。30前くらいの東洋人で、背にかかる黒の長髪に、いっつもサングラスをかけている。仕事は、海賊みたいなこともやってる、ホテルやカジノや豪華客船のオーナー(なんだそりゃ^^;)。ほとんど船で寝起きしている。そして御覧の通りス−ツのシュミがすごい(笑)。
 これは結構最近見た夢の中で着ててキョーレツだったスーツ。

 みねはその夢には出てこない。その夢にはこの人の他に、もう二人の主要な登場人物がいて、そのうちの一人の肩ごしにみねはこの人々の暮らす世界を眺めたり、会話を聞いたりしている。背後霊になったらこんな感じか、というような夢。この人たちに話しかけることも、この人たちがみねを見ることもないし、この人たちに触ることも触られることもない。
 みねが肩にくっついている人は、この人よりもまだ若い。子供です。10代の半ばあたりかな。そして、この人の秘書兼家政婦みたいなことをやっている。

 何度も何度もくり返し何十回もおとなうこの夢に、何か意味があるんだろうか。
 イヤ、夢に大した意味なんてないというのはわかってるんですが。
 でも、もしか意味があるとしたら、いつかみねはそれを知ることがあるんだろうか。
 それにしてもとても美しい、甘美な色彩を持つ夢なんです。

 船の甲板から眺める、青い青い海、金と銀に輝きながら流れる雲、立ち寄る港の真っ白な岸壁、何ヶ月振りかに見る目にしみるような緑の木々。
 朝焼けには朱に染まり、夕方には恐いほどの紫に暮れる、見飽きることのない空。

 とてもリアルでありながら、それでいて現実にあり得るんだろうかと思うほど美しい風景を見せてくれるこの夢が、みねはとても好きです。

 高校生の時に、「夢にこれこれこーいう人がいっつもでてくるんだよ」とこの人を絵に描いて友だちにみせたら、「みねちゃん、こーいう人が理想のタイプなんじゃないの?」と言われた(笑)。そうかなあー。顔の造作の良さという点では結構かっこいい人だと思うけど、こういう人が向こうからみねに用ありげにしてやってきたらみねは走って逃げるぞ(笑)。
 夢占い的に見るなら、夢に出てくる印象の強い若い男性と言うのは「敵」の象徴。…こーいうひとがみねの天敵ってことか?(笑)


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