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06.9.25「野辺にさく」 というわけで、毎年の石展よりも少し早く(今年は10月の連休は同窓会に出るので行かないのです)、京都に行ってきました。 石展をメインにするとあまり観光ができないのですが、今回は24日の「ルーヴル美術館展」をメインにしているので、23日はフリー。「どこ行く?」と言われて「山の方!」と大変アバウトに宣ったみねですが、もう少し具体的に、化野念仏寺をメインに嵐山・嵯峨野・化野方面に行ってきました。 阪急の駅からは(直線で)2キロくらい?京都在住で泊めてくれる友達と一緒に、てこてこ歩いて行ってきました。 渡月橋のあたりはイベントもやってたりとかなり賑やかでしたが、嵯峨野・化野と進むに連れ、住宅と林や薮の中にお土産屋さんや商店が点在する、独特の雰囲気に。 みねたちはお昼を早めに取ったので、ちょうど昼時だった行きは観光客の姿も少なくて、竹林や杉林が影を落として「昼なお暗い」ような小道を通っていると、ずーっと昔風葬地だったころは、確かにもの凄まじい場所だったろう…と思うようなとこもありました。 途中、清涼寺というお寺にフラフラ入ってちょっとかわいらしいようなお顔の御本尊の特別公開を拝み、キュッキュと音がする渡り廊下を歩いて「うぐいす張りって、今お金に糸目を付けんから『廊下はうぐいす張りにしてください』って頼んだら作ってもらえるんかな〜」などと話し、休憩。 さて念願の?念仏寺に着き、ほんとに山ぎわのせまる、みねの望んだ景色の中…、石仏群ってもっと累々と乱雑に並んでいるのかと思ってましたが、意外とこじんまりときれいに並べてありました。 それでもその中に立つと思わず手を合わせずにはいられないような、なんとも言えない雰囲気。何か、楽しい、面白いというような場所ではないのですが、行って良かった、と思いました。裏手にある墓地には、お彼岸でお墓参りに来ている人もいました。 帰りは林の中のお土産屋さんで自分と妹用につげぐしを、みね父母に絹織物のストラップを購入。さらにお土産屋さんをハシゴしながら下って、天竜寺の天井画の特別公開を見ました。 小さめの体育館くらいはある講堂?の、天井いっぱいに描かれた龍は、1人の人間が描いたとは思えないような壮大さ。夜、雷の音を聞きながら眠る時、頭上をはるか高くまで音が駆けのぼるのを聞いて、雲の中に何か大きな生き物がいるところを想像したりするのですが、あんな龍みたいなものがいるんじゃないか…と昔の人が思ったの、わかるなあー。または、大きな橋を渡る時(四国に住んでるので、よく渡る/笑)とかに、こんな大きな建造物を生み出すのも、結局人間の手なんだよな〜と思う時のような感覚。 結局行きも帰りも延々と歩いた嵐山〜化野めぐりでした。嵯峨野に下って食べた5種類の豆の入ったソフトクリームが美味しかった…。 その後、町中に移動してちゃっかり『NO.6(あさのあつこ/講談社YA!ENTERTAINMENT)』5巻やいつものつくだ煮などを購入して、アジア飯のお店で晩ご飯。 みねは大赦の日2日目でしたが、歩き回ってすっかり血行もよくなり(笑)、元気にビールをいただきました。青島ビールと、初めて飲むベトナムのタイガービール。そして京都のこんな市街地の店内でヤブ蚊に噛まれるみね…(==;腕に噛み付かれてるところを友人が退治してくれました。あごも噛まれてた…。 京都行2日目は、今回のメイン、京都市美術館の「ルーヴル美術館展」へ〜。 去年の絵画部門の時も惹かれたのですが、のんびり朝寝して出かけたら美術館のまわりにぐるっとまわって並んでる、入場待ちの列に諦めました……。今回の古代ギリシャ彫刻の展示はすごく見たかったので、ロペの通院をみね母に頼んでこの日程になったのでした。 市美術館についてみると心配してたほどの気合いの入った人出もなく、駅で前売りを買ってたのですんなり入場できました。館内もそれほど混んでなくて、割とじっくり見られて満足。 圧倒される神さまや英雄の彫刻も素晴らしかったですが、墓碑に彫られた子供と犬の彫刻が、何万キロも離れた国の何千年も前の子供のものなのに、それを立てた親の悲しむ姿が見えるようでした。やっぱり時代が下るほど表現が細やかでリアルです。(あれはアメリカだけど)"メトロポリタン・ミュージアム"の世界で、美術館で夜にあの白い白い彫刻を見上げたらどんなだろう…とか、想像しました。 美術館を出て、毎年行ってる気がする東山の食堂で昼食。ここのおうどん、昆布のだしがきいてて美味しいのです。昼からどうする〜?と話して、市美術館の向かいの国立近代美術館の「若冲と江戸絵画展」を見に行くことに。美術館ハシゴなんて久々^^; 「若冲と〜展」、ポスターなんかにでっかく使われている若冲も良かったですが、みねが気に行ったのは長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」。 六曲一双の大きな屏風の、片側に白象、片側に黒牛を殆ど余白がないほどにでっかく描いた屏風で、その屏風のある展示室に入ると皆「うわー」とか小さく感嘆の声をあげてました。子供は前で釘付け(笑)。白象のおしりには2羽のカラスがちょんちょんと、黒牛の脇腹のところには小さな小さな白い子犬がてれっと足を崩して座っていて、描かれた5匹の動物たち、皆それぞれがちょっと楽しげな表情をしていて、あんなに壮大な絵なのに微笑ましく、かわいらしかったです。 どちらの展覧会もミュージアムグッズがとても充実してました。特に「若冲〜」は普通はちょっと………なTシャツなんかもオススメです。 う〜ん、石展メインにすると結構慌ただしいんだけども、今回はのんびり濃い2日間を過ごしてきましたね〜。 帰りのバスで『NO.6』を読了。良かった……、今回は途中で本をぶん投げたくなる内容じゃなくて………、っていうか明日6巻を発売してください!!!!!6巻で終わるのかと思ったけど、気分的には100メートル進まないうちに1冊終わってしまいましたね〜。 |
06.9.22「ぐったりさん」 明日から京都行だというのに、本日月に1度の大赦の日。 薬が効いてくるまでしばらく家で転がって、少し遅れて出社しました。 そしてロペさんは明日、レントゲンです〜。みね母と、みね父が連れて行ってくれます(ありがたや〜)。今週を逃すと、「ルーブル展」会期中に京都行けないことが先週わかったので、ほんとに急…。 さて、そのロペさんにうれしい(?本犬全く関係ない)ニュースが。 なんと、来年の「犬めくり 番外編」に、うちに来た日のロペの写真が採用されました! 応募者のみねにはもうすぐ届くそうで、楽しみです♪これぞ親ばかの極み!!(笑)。 そして『NO.6(あさのあつこ/講談社YA!ENTERTAINMENT)』5巻が!!出てる!!!出てるよう!!!! ………京都で、買ってそうです(笑)。 |
06.9.17「じたじたいじいじ。」 今日は動物病院へ診察にロペを連れて行きました。 相変わらず車は大のニガ手のロペ、出発前にふんばってイヤイヤしてたら、すっぽーん!と首輪が抜けて脱兎のごとく逃走、呼んだらちょっと考えてから戻ってきましたが、ふーっ、朝からあせった(−−; 乗せてしまえば諦めて大人しくなりますが、車内では→やっぱりじっとり、いじけむし。にっ、にらむなよう……。 病院では、待ち合い室では相変わらずのお行儀満点、控えめに愛想をふりまいて「おりこうねー」「キレイな目やなあ〜」となかなかの人気者っぷり。みねも、車を出してくれたみね母も内心「いつもと全然違うやん!」と思いながらも、ちょっと嬉しい。 しかし今日の診察がタイヘンでした。 尿道口の形で細菌感染しやすい場合があるのだそうで、それを診てもらってる間も診察台の上で「イヤー」って顔してたロペさん。 その後長期間結晶が再発をくり返しているので、結石が出来てないかエコー診断で、台の上でひっくり返されて恐慌状態。スタッフさん2人とみねとみね母の4人掛かりで押さえて、やっと保定できました。 緊張と不安でドキドキいってたロペ、血圧が上がったのか目の周りが真っ赤に充血してかわいそうだったけど、そして足を持って頭を抱きかかえてたみねもみね母もヨダレだらけになったけど、なんとかがんばれました。 結果、膀胱にしーがあんまりたまってなくて、細部までくっきりとは見えなかったのですが、大きな結石はないということで、とりあえずホッ。 そして家に帰ると→本日のスペシャルゲストが!福々しいわ〜〜。みねおばのしりあいのお家で生まれ、みね父のもう1人の妹の家にもらわれてきた白柴君です。 →ロペさんとご対面。何やら微妙な距離感……(笑)。 ロペ、みねが子犬を抱いててもヤキモチやいたり怒ったりせず、鷹揚な感じでしたが、意外なほど興味も示しませんでした。もらわれてきたばっかりで、あんまり動きまわったりする子じゃなかったからかな? ごりっぱな体格と勢いが良すぎるせいで他の犬に引かれて犬友達のほとんどいないロペの遊び相手になってくれるかな〜と密かに期待している、みねです。 |
06.9.12「朝グモ」 最近、出勤時に車に乗るとハンドルにミリ単位の小さなクモがせっせと巣をかけています。 巣をはらってクモを外に追い出して、出勤するのが数日続きました。 先日、映画に行くのに助手席に友達を乗せるので、自分のバッグを後部座席に置こうと振り向くと、後部座席の後ろの荷物置きにもクモの巣が!!なんか廃車の座席みたいになってる!!! そこで気がつきました。 リュウの小屋の周りに敷いてあるコンクリートブロックを木に変えようと思ってるのですが、ガーデニング用とかの枕木は高い…。と思っていたところ、近所のホームセンターで売り切りセールをやってたので数本買って、休み中天気が悪くて作業ができなかったので積みっぱなしにしてました。 その枕木にクモかクモの卵がついてたらしい…^^; 別にあんな小さなクモ怖くもなんともないけど、帰って早々に枕木を下ろしたことは言うまでもありません(笑)。 |
06.9.10「ミュー」 昨日の検尿で、ロペ、やっぱり結晶再発してました。 結晶の元になる物質をいくら押さえても再発するし、そもそもその元の物質だって本来ならば身体に必要なミネラル分なわけで。だから、しーを良い状態に保てるような方法を考えましょう、と獣医さんに言われました。 それはさておき、→イナゴを追っかけてタンパク補給に余念のないロペさん。早稲種の多いこのあたりでは、稲刈りも8割がた終わってリードの届く限り走り放題。そんなに距離のない散歩でも、かなりの運動量になっております(笑)。 今日は友達と「X-MEN ファイナルディシジョン」を見に行ってきました。えー、以下、思いっきりネタバレですので読みたくない方は薄目でスルーしてください。 うーん、とにかくかなり満足、納得の3作目、と言う感じでした。 「終わらせよう」感がかなり見えたけど、それを差し引いても楽しく見てました。 みねは初作からローグが好きなので、もっと言えばウルヴァリン/ローグが好きなので、ラストちょっと残念だー!そしてキティに流され気味なボビーにムッとしたり、でもアルカトラズでがんばるキティがかわいかったり、色々複雑でした。 パイロ、今回はゆびぱっちん(笑)ならぬ発火装置標準装備。ポーズを決めるとゴーッと火が出るので、楽しそうでした^^;「生意気」という言葉を人間にしたような不遜な表情で相変わらず思わずケリを入れたくなります。マグニート側になんか明らかに体形が違う人がいるう!と思って帰って調べてみたら、モデルさんでした。どうりで…。 そして、プロフェッサーの最期に映画の登場人物だけでなく、みねも含め観客のたくさんの人が泣いたことに、とても感動してました。プロフェッサーとマグニートの関係も、わくわくします。2人が肩を並べて歩くだけで楽しい…!ハンクがリーチに近付いた時、毛皮の消えた自分の手に見入る表情も切ない。 現代の日本人すべてを平均したとして、「異端であること」を感じることっていうのは多いか少ないかの二元で言えば少ない、であると思う。昔は、日本人にとっての「異」は人間以外のものであることが多かった、そこに根を持つ文化だからかも知れません。でも西欧では「異」は人の形をとります。人種、信仰と言ったものが、すぐに目につく形で。日本の昔話とかに出てくる妖怪は動物や器物だったりすることもあるけど、西欧のモンスターで人間に似ていないものは割と少ないのです。 「X-MEN」は実際に自らがをどう扱うかは別として、それでもすぐ見える場所に感じる国で生まれたお話だと思います。 しかし2作目といい、どんなけ伏線好きな映画か……!(これから見る人はエンディングテロップ最後まで見てくださいね!!)。そう言えば、今日2作目をテレビでやってるのですよね。トリがT・H・ホワイトなんて、アーサリアンとしてはみのがせません。が、監督がゲイの方なので特に覚えがあつかったのかも知れませんな。 |
06.9.7「ほにゃさん」 先日行った巨大書店、その名も「M脇書店・総本店」と言います。総本山みたいです。 雑誌のスペースもすごくて、見たこともないような雑誌がたくさんあったのですが、『月刊むし』が気になり過ぎでした。 ところで、出版社別のコーナーで、嶽本野ばら氏の『うろこひめ(主婦と生活社)』をぱらっと見ていて、昔、この絵の絵本、持ってた…!という記憶が。親指姫とか、白雪姫の赤ちゃんの時の挿し絵とか、すごく覚えてます〜。今、復刊してるみたいなのでちょっと見てみたかったり。 ロペ、また結晶再発してるっぽい……。ちょっと頻尿気味です。pHコントロールの療養食でもなるなんて、ゴハンで予防できないなら水かしら。井戸水をやったりしてるので…。 一生付き合う病気なら本犬ロペには残酷な言い方かも知れないけど、まだ若くて体力もあるから、今のうちに何が原因かできるだけ突き止めておきたい。でもやっぱり、そのためにロペの身体を捧げていること、とてもつらいです。 まあまだ本犬の自覚症状は頻尿と残尿感だけで元気ですけども。 昨日は中途で入った新入社員の人の歓迎会だったのですが、帰ると居酒屋ごはんを食べたみねのお口のにおいが気になるロペが、目を真ん丸に見開いて口をなめようと狙ってました。さすがに成犬になるとあんまり口をなめにこないなーと思ってたのですが、美味しい豚角を食べたお口は魅力的らしい(笑)。 |
06.9.4「しおしお」 昨日のおつまみ:塩をふって蒸したナス。 本日のおつまみ:ジャガイモをレンジでチンしたのに塩をつけたもの。 みねは、甘いものもそれなりに好きですが、しょっぱいものが大好きです。小さい頃、ひやごはんに塩をふってお湯をかけておやつに食べてたくらいです。しょうゆ味も好きです。 幸いにしてと言うか、そのくせ血圧はとっても低い。その上さらに会社の健康診断で年々低くなってるくらいなんで、今のところ塩分による弊害はないようです。…だと思います。 なんでノンカロリーの「人工甘味料」があって、塩分として身体に吸収されない「人工塩味料」は未だ発明されないのか………!(作れたらノーベル賞ものだそうです)。 と、そんなヨタ話はさておき、先月から登録制のデジタル写真SNSに参加しており、うっかり(笑)コンテストに応募してみました。 入選なんぞしませんでしたが、批評をもらえるのは面白く、有り難く、刺激になります。 「狙ったモデル以外のものが写りこんでいるのが惜しい」という(ような)言葉をいただいて、考えました。 絵なら作者がその画面に入れたくないと思うものを描かないのは割とカンタンですが、写真だとなかなかそうはいかないですよね。みねが応募した写真はスナップに近いものなので、「まあいっか」で通り過ぎてました。 人形写真とか撮る時も、もうちょっと考えよう…と思った次第です。 |
06.9.3「ゴンドラ」 今日は岡山から大学時代からの友人が来て一緒に高松でウロウロお買い物。 駅に友達を迎えに行って、まずは高松港湾地域に先月オープンした、「日本最大」を謳う本屋さんへ行きました。 以前は展示だけで販売はしていなかった場所だそうで、つくりは図書館みたいな感じ。そして広めのフロアを持つ3階建てのオフィスビル風の建物丸ごと1軒、本屋さんとゆー……。「この本が欲しい」と思って行っても見つかりませんねあれは(笑)、というお客さまのニーズにこたえてか普通の本屋さん風のスペースが隅っこにまた別に設けられていたりして、本にまみれた建物でした。 そしてなぜか屋上には観覧車が。 本屋さんの観覧車なので、まん中のところが「本」………(笑)。せっかくなので、乗りました(笑)。ゴンドラの1つ1つに「旺文社文庫」とか「新潮文庫」とか書いてあって、友達とみねが乗ったのは「集英社文庫」でした。 その後商店街に移動。みねは先月ロペの医療費と車の保険の支払いでスカンピン、しかも給料日前なので、ひたすら素見しでしたが、新しくできたお店見たり改装前のセールのデパートをウロウロしたりしてウィンドウショッピング堪能。…次はお金持ってきたいね!(苦笑)。友達はいろいろ秋物を買っておりましたよ。みねも、今年の秋服は欲しい!と思うようなのが多くていろいろチェック。 デパートを出たところにある鞄屋さんの店内を優雅な足取りで闊歩するハーレクイン・カラーのグレートデンを見て、みねも友達もウィンドウにはりついて不審人物化したり。 お昼もおやつもしっかりいただき、たっぷりおしゃべりした1日でした。 |